老人バックパッカーの旅

老人バックパッカーの旅です。期間限定ですが。。。
世界旅に出るごとにブログをアップデートするつもりです

ネパール カトマンドゥ その2


2月10日に東京を出発した今度の旅もいよいよ最後の日となりました。長かったような短かったような、帰れる安心感と、またルーティーンの生活の戻るのかとの思いが入り混じった複雑な気持ちです。次はまた来年の2月か3月の出発を目標に「日日是好日」です。

最後の日のお土産買いは大変でした。まず、日本大使館を更に北に行ったほうに、近代的なスーパーがあるとのことで、30分以上かけて歩いて行きました。そこは当然、高級ショッピング街ですが、やはり土埃、排気ガスだらけで、道路全体がもやっており、歩いていると気持ち悪くなるぐらいです。少し雨が降ったので、埃、排気ガスは少しは良くなったのですが、今度は道がぬかるんで、歩き難いのなんのって、もう靴、明日が泥だらけです。写真で見ると埃、排気ガスが見えませんが、もう気持ち悪いくらいです。


ただ、そのスーパーで売っているカシミア(パシミナとも言う)は安物しかなかったので、本物のカシミアは(偽者というか質の悪いのがあるそうです)を求めて、数店舗回りました。カトマンドゥはやはりヒッピーが集まった、精神世界の深いところみたいで、お店お店で言うことと値段が違いすぎて、普通の思考か出来ない私は混乱に陥ってしまいました。だめだなー、深くなれないよ?!

まず、これまでの常識で言うと、カシミアとはインドの北部のカシミール地方で取れた
製品だと思っていました。もうほぼ30年前になりますが、インドのビジネスをやってい
たときインド人に教わったので、間違いありません(インド人、うそつかない?!)。

ポカラのお店では、カシミールはインドからの輸入品でパシミナはネパール産であり、
パシミナ(4,000ルピー、ほぼ日本円と同じ)のほうが質がいいので、カシミア(2,000)の2倍するとのこと。
カトマンドゥの外人旅行者が多いので有名なタメール地区の安宿の隣の食堂の人が案内してくれたお店では、野生のヤギの腹の部分がカシミールで、喉、耳の部分から取れたのがパシミアであるので、少ない喉のほうから取れるパシミアのほうが高い。US250ドル(25,000円以上)で、カシミアは160ドルだと軽く言われ、えっポカラと違いすぎて、高すぎると頭がくらくらしました。
次の店では、カシミアとパシミナは一緒だが、高級なのがパシミナ(US75)で、カシミア(US45)は安い、とのこと。


次はタメール街から離れて、王宮博物館の前のブランド品の店の並ぶところに、セール
をしている店があり、パシミールは腹の部分から取れ、カシミールは耳、喉の部分から
取るから、カシミールが高い?!まったく逆のことを言われました。その高級品街の写真です。ここだけは車のクラクションがうるさくないと思ったら、クラクションを鳴らすな(No Horn)の看板があって、警察がうるさいみたいです。


帰り道にタメールでもう1軒寄ると、パシミナは野生の山羊の質のいい部分から作り、カシミアは質の悪い部分から作るので、パシミアが高い、一番いいので値段は3,000だと言われました。今度もまた、逆の意味でえっなんて安いんだと、驚きでした。でもこれまで店を回って、いいものと悪いものの区別はつくようになっており(情報と経験とは大変なものです)、ほぼ同じでしたので、それはいいものだとは分かりました。
タメールの安宿街では、安いのは300の看板を出して売っている店もあります。

混乱した頭を(クールダウン!?)するために安宿に戻り、オーナが落ち着いたいい人そうだったので、相談すると安宿の近くで昔からお店をやっていて知っているという店につれていかれました。最後の店で見た様なのもので、6,000といわれ、高いというと1,500だという厚ぼったくて安そうなものを見せてくれました。今日の冒険で安物と良い物の区別はほぼついたので、高いほうがほしいというと、彼の言い値は(6,000x3)でしたが、最後の店で3,000だったのと、この店のほうのデザインが良かったので、駄目もとで一声、日本円しかないから1万円と言ってみると、渋い顔をしてレートチェックしに行ってきてから元気なくオーケーといって売ってくれました、何ということでしょう?!自分で言ったのに驚いてしまいました。イヤー、カトマンドゥは深い!?


途中でみた、College of Scienceです。学生、生徒は白いシャツにネクタイをしていました。賢く見えます。実に深い?!
本日の歩数は現時点で、26、695歩です。精神世界の深いカトマンドゥのおかげです。

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