老人バックパッカーの旅

老人バックパッカーの旅です。期間限定ですが。。。
世界旅に出るごとにブログをアップデートするつもりです

プノンペンにて

少しさかのぼりますが、サボっていた分をアップします。


王宮の前を歩いていると、何と王宮映画(?)のロケが行われていました。


その先に大きなイオンモールがありましたが、そこになんとアイスパレスがありました。日本のものは何でも有り、地元の人で賑わっていました。フロアが白色のタイルなのですが、しょっちゅうモップで拭いていました。何しろ外はほこりと泥なので、皆さん(僕も含めて)泥付のサンダルで入ってきますので、しょっちゅうやっていないとすぐ汚くなるのです。


夜の8時ぐらいでしたが、トンレサップ河のフェリー乗場はひっきりなしに動いていました。着くと同時に車、オートバイが吐き出され、すぐに乗船が始まり、すぐに出て行きます。ざっと数えると左の大きなフェリーはオートバイが50台近く入っていました。



昼にも王宮の隣の国立博物館に寄ったのですが、夜には民族文化保護のための団体が行っている伝統舞踊がありました。これはヒンドゥの叙事詩のラーマーヤナに沿ったものですが、ラプサラダンスはこれまでホテルとかシアターレストランで見たのと異なり、民族文化の濃いもので、見ごたえがありました。それにUSD5と格安です。得しました。


写真撮影が禁止でしたので、建物内部の写真はありませんが、トゥールスレン博物館も行きました。例のポルポト政権による1.2万人とも2万人とも言われる拷問虐殺のあったところです(生存者はわずか7人だそうです)。1975年から約4年間続いたそうです。説明カセット付が普通でそのままUSD6で入場して聞きましたが、虐殺のすごさは当然ですが、その説明のしつこさには辟易しました(ごめんなさい)。同じようなことを何度も何度も聞かされ(気持ち悪くなってくる)、テープを飛ばそうと思いましたが、一応全部聞きました。1976年がシンガポールから独立したとしだから、そんなに遠くのことではないというか、僕の歳からすれば、実に身近に感じました
カンボジャの人の目に、時々強い憎しみが見られるときがありましたが、こんなすごい体験をしていたら、そうなるかも。年取った人に多かったですが、例えば、国立博物館で回っているとおばさんの係員に肘で突かれ帽子を脱ぐようにジェスチャーで示され、憎しみの目で睨まれてフンという顔をしてえらそうに歩いていきました。突然で何がなんだか分からず従いましたが、後で考えると別に何処にも帽子を脱げとは書いていないし、見渡すと帽子をかぶっている人もだいぶ居たので、怒りがこみ上げましたが、何でしょうね。窓口とか、おばさんの公務員みたいなのに多いですね。
いずれにしても、悲しい歴史ですね。自国民が、自国民を殺害したのですから。

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