老人バックパッカーの旅

老人バックパッカーの旅です。期間限定ですが。。。
世界旅に出るごとにブログをアップデートするつもりです

バンドゥンにて

バンドゥン行きの列車が出るガンビール駅ですが、コミュータトレインが通っていました。


バンドゥン駅に着いたときの駅のホームの風景です。

こんなデイーゼル車で来ました。


安宿はにぎやかできれいな北口ではなく南口から、雑然とした市場、問屋さん街を過ぎたところにあり、家族経営で祖母、子供と一緒に住んでいる人の良い夫婦がやっている宿でした。宿の部屋に行くときは家族の住んでいる部屋を通り抜けて行きます。私にとっては興味深い庶民の生活が見えるおもしろいところでした。


さて、定番のバンドン会議のあったアジアアフリカ会議博物館です。余り観光客も居らず、昔のままの椅子などもあり、自由に座ることも出来ました。日本も代表を送っていたのですね。当時の日本の新聞が展示されていて、日本の代表は地味に過ぎたと批判していました(今は阿部首相が存在感を示しているのでしょうか)。蒋介石が大活躍したと書いてあり、現地の新聞にも頻繁に載っていました。


会議場の前の旗の掲揚台が並んでいるところで現地の中高校生と思われる生徒たちが掛け声と共に軍隊形式で、旗の掲揚儀式を行っていました。すこし不気味な感じがしましたが、日本人の平和ボケの感覚なのでしょうか。

掲揚儀式の後で、軍隊形式で整列して戻って、軍人と思われますが、訓辞をしていました。どうも、各地の中高生が毎日入れ替わりで儀式に参加しているみたいです。スラバヤでも中高生が同じような軍隊式歩行の練習をしているのを見ました。


街中を歩いていると、このような路地が続いていました。


何とホカ弁のインドネシア版がありました。駅でも見かけ、列車の弁当のひとつにもなっていました。


伝統舞踊を見たかったのですが、地球の歩き方には情報が無く、ネットで調べたところ、Saung Angklung Udjoと言うところがあり、村全体で伝統楽器、舞踊を残している村があり、そこはudjoさんという方が村のために設立した会場だとのこと。これが、子供たちも出てまた古典だけでなくて竹の楽器で現代音楽を奏でたり、観客全員に竹の楽器を持たせて演奏させるなど楽しめるところでした。  



安宿の主人に聞いてみるとそこに行くにはアンコットと言うミニバスかダムリのバス(インドネシア各地で見られるバス会社)しかなく、乗り方を教えてもらい、駅前で聞きまくって、やっとダムリのバスが捕まり30分ほどで下ろされ道を教えてもらい、バス停を降りてから20分ほど歩きましたが、何とかぎりぎりで公演に間に合う時間に村の会場につきました。


ところが公演が終わった時にはもう暗くなっており、アンコット(ミニバス)に乗った後でまさかまさかの目にあいました。会場から元の広い通りに出て、ダムリのバスを探すのですがなかなか見つからず、アンコットが着たのでバスターミナルまで行くか聞くと、2,000ルピア(15円)だと言うので、乗り込みました。最初の頃は込んでいたのですが、だんだん乗客が少なくなり、運転手に聞かれたので日本人だと答えてしまいました。最後の2人をおろしたのか降りたのか知りませんが、その後ですぐに客が乗り込もうとすると断って、私一人乗せて出発しました。暫く走ると薄暗い汚いところで止まり、50,000ルピア札(390円)を見せて払えと言います。約束は2,000ルピアだといって断ると走り出し、その間もしつこく要求してきます。暫く走ってから(後で思うと同じようなところをぐるぐる回っていたみたいですが。。。)、ごみが散らかっている薄暗いところで停められ、50,000ルピア札を見せて出せと言います。バスターミナルは何処だと言うと適当な方向を指します。周りを見てみると、暫く先に広い通りが見えたのと、思いつきで仲間は居らず単独犯行(?)みたいだったので、降りてさっさと2,000ルピアを出して、後ろを振り返らずに一目散に大通りへ向かって早足で歩いていきました。後ろで怒鳴り声が聞こえましたが、何とか大通りに出て助かりました。運転手は小さくてそんなに恐怖感も無かったのですが、後で考えると怖いことでしたね。おそらく、日本人と見て金の匂いがして、目が眩んだのでしょうね。その日の稼ぎが良くなかったのでしょうか。その前に見ていると一人の客の運賃が距離によって500から1,000ルピアでしたので、たいした稼ぎは無いのでしょう。貧しさが金を分捕ろうとさせるのでしょうか。
それから聞きまくって何とか線路沿いに出ることが出来ましたが、何とそこは駅に近いところで、安宿とは反対側にある場所でした。暗いのでよく分かりませんでした。線路沿いに歩いていって無事安宿に着きました。


安宿の家族は本当にいい人たちで親切にしてもらいましたが、真逆の体験もしたバンドゥンでした。

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