老人バックパッカーの旅

老人バックパッカーの旅です。期間限定ですが。。。
世界旅に出るごとにブログをアップデートするつもりです

ブキティンギにて(その弐)&パダンでの出来事

第2次世界対戦時に日本軍の掘った防空壕のあるパノラマ公園に行きました。修学旅行生がいっぱい来ていました。


その公園でマレーシアから祖父母、親子、友達同士で旅行に来ていたグループに会いました。右から3番目の方が祖父が陽気な方で、私の勤めていた会社の名前を言うとプリンターの会社だと知っていました。ずっと使っていたのだそうです(こんなところで。。。でもやはり嬉しかったですね)。この方が話しかけてきて、グループ皆を呼んで紹介してくれました。真ん中の方が実業家で、車を6台も持っていると紹介していました。こんな出会いもあるのですね、楽しかったです。


防空壕は意外と広くて、こんな無駄なものを造って兵力を消耗させた陸軍幹部の脳の無さを体現しているみたいですね。いくつかある防空壕の入り口のひとつでインドネシア人の団体がいました。

無駄に縦横無尽に広がっています。


昼間にミナンカバウ伝統舞踊を見せてくれる劇場に行くと閉まっていましたが、公園のガードの人とか、通りがかりの日本語の少し分かるおばさんに聞くと今夜7時から公演があると確信を持って言うので、良かったこれで見れるぞと期待して夜行ったら、閉まってました! 人を責めるつもりは無いですが、あの確信の言葉は何処から来るのだろう、とは思ってしまいますが、これがどうもインドネシア人の国民性ではないかと。。。


飛行機でジャカルタへ行くために4時間かけてミニバス(20,000ルピア、156円)でパダンへ移動しました。パダンへのバスはぎゅうぎゅう詰めでいちれるの座席に4人も座らされましたが、側に座った30台ぐらいの男性が英語が出き、パダンに着いたときの乗換えなども全て面倒見てくれました。


ホテルにチェックインするときに、ホテルの人に空港バスについてたずねると1時間に1本出ていて、ホテルの前に止まるといいます。ガイドブックにも1時間に1本程度と書いてあり、また再確認のため地図に載っているバスターミナルに行くと単なる掘っ立て小屋でしたが、同じ情報でした。それで安心してその隣の運動公園で、おばさんたちがバレーボールをしているので見ていると、オカマがいてなかなかうまいので、暫く見てしまい、バスルートの確認までは出来ませんでした。真ん中の長い髪の方です。


港へ向かって歩いていると、「NIHON NOPAN」と書いてあるお店がありましたが、中に入ってみると日本人とは関係ありませんでした。ジャワ島でも良く見たのですが、パン屋さんには看板で日本のパンが良く出てきます。


港まで行って(後で考えるとそんなことをする前にバスルートの確認をすべきだったと後悔の念収まらず)、ホテルのビアガーデンがあったので、入ると外人が一緒に飲もうと言うので同じ座席に行きました。ドイツ人でやはりバルト海に面したデンマークに近いところ出身で船乗りをしているとのこと。年上と思ったら、58歳で現役との事で、1年のうちに3ヶ月休暇をもらって旅をしているとこことでした。この人も笑顔が本当に楽しそうな笑顔をしていました。


夜テレビを見たいたらずーっとメッカでのお祈りの場面でしょうか、実況中継をしていました。朝もやっていたので、このチャンネルは一日中メッカ実況中継を行っているのですね。宗教とはこんなものですね。もう1チャンネルあって、それは違う場面をずーっと写していました。


さてこれまではいいのですが、翌朝が大変でした。午後1時近くのフライトですが、余裕を持って10時にホテルをチェックアウトして、空港バスに乗るのはホテル前だと再度確認し、ホテルの人は何の疑いも無く笑顔で送り出してくれました。ところが、20分待ってもバスは来ません!後の祭りですが、気がつくたのはバスターミナルからこのホテルへの手前の十字路までの道は逆方向の一方通行であり、まっすぐはこれない。30分待ったところで諦めて、ガイドブックの空港への道へ一方通行に沿うように海側の道路を歩いていき、ずーっと歩いていきましたが、なかなか空港バスは来ません。一方通行のなくなった広い道路に戻り、駐車案内をしているおじさんに聞くと空港バスが来ると言う、また念のために2-3人の近くに店の人に聞いても来ると言うので待っていたら、待てども待てども来ない。フライト時間が有るので、あせって駐車案内の人やその他の人にタクシーを頼むのですが、埒が明かず、走行しているうちに11時6分(やはり1時間に1本でしたが)にバスが来ましたが、チェックイン終了時間間際か遅れる可能性も強く、あせっていました。何とかチェックインできましたが、結局飛行機は1時間以上も出発が遅れ、気が抜けてしまいましたが。


インドネシア人に対するイメージがどうも違うなと感じてきました。あのホテルの人は嘘は言っていないと思いますが、人事(ひとごと)なのでチェックもせずにうろ覚えを言ったことが彼の中で確信になり「1時間に1本ホテル前に止まる」と繰り返していました(結果的にはうそになってますが)。。。。バスが来なかった場合にあの人はどうなるかはまったく関係無い、視野に無いのですね。どうも、人のことはかまわない傾向があるように思います。前日も搭乗券のプリントアウトが必要なので、デジタルコピーと書いているお店に入っても、英語が通じないせいもありますがけんもほろろの態度が多かったです。親切とか、相手を気遣う気持ちがどうも無いですね。


もうひとつ良い出来事があったのは、パダンの空港でやっとのことで間に合って、チェックイン出来たのでほっとしたのもあり、イミグレの後に荷物検査があり、ゲートに入り前にまた荷物検査があったので、うんざりしていたのもあり、出てきた荷物をそそくさに引き取って(そのつもりで)疲れきって歩いていると、後ろから男性が走ってきて声をかけて、パスポート、携帯、財布が落ちているのを指差してくれました。荷物は取ったものの、別に出していた一番大事なものを取るのを忘れて、それが落ちてしまってもそのままにして荷物だけ取ってとぼとぼと歩いていたのですね。はっとして、お礼を言うと同時に大事なそれらを拾い取りました。イミグレ、荷物検査は今まで仕事も含めかなりの回数経験していますが、そんなことなんて無かったです。頭の中で何かが渦巻いていて、一番大事なパスポート、財布、携帯を取るのさえ忘れたのですね。その男性は、30代ぐらいで両親と一緒の方でしたが、こんな親切な方もいます。感謝の念を伝えました。もしそれに気づかずにいたらと思うと、ぞっとすると同時に、今後の糧とするようにしました。思いを超えるような残念なことがあっても、やるべきことをやるべきように行うようにと、更に自分に言い聞かせました。平常心、いつも気をつけていますが、だめですね。


メダンの空港のイミグレでの出来事、パダンでの責任感の無い対応は残念なことでした。これからもまたジャカルタ、バンドンで遭遇することになりますが。。。

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